ファッションや流行に敏感な人なら聞いたことがあるかもしれない”アーバンアウトドア”という言葉。
都市スタイルを意味する”アーバン”と野外を意味する”アウトドア”を組み合わせた造語で、アーバンアウトドアはファッション業界でも一つのジャンルとして確立しています。
街中ではアウトドアブランドを身にまとった若者が溢れ、近年、ノースフェイスやパタゴニア、コロンビアといった大手アウトドアブランドもストリートテイストを取り入れたデザインを数多く販売中。
ですが、今回僕が紹介したいのはファッションではなく、もう少しキャンプ寄りの目線から見たアーバンアウトドアについて。
ここ数年でソロキャン、冬キャン、グランピングという流行が続いていますが、おそらく次に来るのはこの『キャンプ×都会』を組み合わせたアーバンアウトドアです。
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目次
スノーピークが提唱するアーバンアウトドアとは?
数あるキャンプメーカーの中で、今一番アーバンアウトドアに力を入れているのが”スノーピーク”です。
自然と都市に境界線はない。
どちらにも緑はあり、風は吹き、空は広がる。庭やベランダでも。公園や並木道でも。
急ぎがちな都市生活を、自然のリズムを感じて生きる。
それが、スノーピークの考える URBAN OUTDOOR。
さすがスノーピーク、エモいですね(褒め言葉)。
スノーピークが提唱するアーバンアウトドアとは、「住宅環境そのものをアウトドア化する」ということです。
要は「野遊びできる家。」をテーマに、住まいにもアウトドアを取り入れるというもの。
庭先やバルコニー、室内でもアウトドアを楽しめるような取り組みを行っています。
一見すると「難しい、流行らない」と思われますが、海外では「バンライフ」という居住スタイルが人気。住む場所を決めず、多拠点生活をするということに慣れていない日本では、バンライフよりもアーバンアウトドアの方が馴染むだろうと考えています。
現在も、スノーピークは多くの不動産デベロッパーやセキスイハイムといった大手ハウスメーカー等とコラボ中。
スノーピーク単体の製品では、「アーバンシェード」が初の住居向け商品として2018年11月に販売されて話題になりました。
リノベ不動産とコラボしたアーバンアウトドアの具体例
スノーピークが提唱するアーバンアウトドアの分かりやすい具体例は、スノーピークとリノベ不動産のコラボが挙げられます。
テーマは“人間回帰”。snow peak×リノベ不動産が提案する「アーバンアウトドア」という新しい暮らしの形
リノベ不動産とのコラボで注目すべきなのは、マンションの1室でリノベーションを行っている点。庭付き一戸建てでやってもアーバン性がなくなってしまいますもんね。
マンションの1室であれば、住宅密集地である都市部にもアウトドアの要素を取り入れることができます。
また、マンションでありながら“焚き火”も可能な点もポイント。煙が出ない仕組みのリノベーションを施し、排煙問題を解決しています。
施工データ | |
参考価格 | 1,100万円 |
改修面積 | 62.26㎡ |
家全体の敷地面積 | 62.26㎡ |
施工期間 | 2.5か月 |
施工社名 | リノベ不動産 |
男なら一度は憧れたことがある自動車と住環境が組み合わさったガレージハウス。そのキャンプ版と捉えていただければ分かりやすいのでは。
キャンプやアウトドア好きはもちろん、生活スタイルに拘りを持ちたい人もこういったリノベスタイルが良いかもしれませんね。家を買うとき、新築ではなく「中古+リノベ」を選択するというのも今の時代とマッチしています。
住生活にレジャーを取り入れると良い感じ?
内閣府が発表した国民生活に関する世論調査の「今後の生活で重視したいものは?」というアンケートの中で、トップは「レジャー・余暇生活」であり、最下位は「住生活」とのこと。
みんながあまり関心を持っていない住生活をレジャーで改善することができれば、生活の質がより良いものになるはず。
スノーピークに限らず、アーバンアウトドアというのは、多くの人が住む都市部とレジャーを繋ぐ架け橋として作られたものです。
スノーピーク製品はテントや焚き火台だけでなく、数多くの小物も販売しています。
関連記事:スノーピークのチタンマグカップ / スノーピークのシェラカップ
まずはこういった小物から生活に取り入れ、アーバンアウトドアを楽しんでみては。例えば、朝飲むコーヒーや夜の晩酌をチタン製マグカップに、サラダの盛り付けをシェラカップで行なったりすると普段とは違う楽しみが増えます。
他事業との住み分け
スノーピークはキャンプ場再生の支援事業なども行なっているので、今回のアーバンアウトドア事業とは対立しそうなイメージもありましたが、”日常的に”スノーピーク製品をユーザーに触れてもらい、最終的には山やキャンプ場に出かけてもらうといった狙いがあるようです。
今まではキャンプからスノーピークに興味を持つ動きが多かったかもしれませんが、今後はスノーピークからキャンプに興味を持つ人が増えるかもしれませんね。
そうなるためにはアーバンアウトドアの今後の発展と、スノーピークの”インドア”での活動が大事になってきます。
オフィス家具とアウトドアの融合OFFICE CAMPERS
ちなみにスノーピークは岡村製作所とコラボして「OFFICE CAMPERS(オフィスキャンパーズ)」というオフィス家具とアウトドアを融合させた新しい試みもしています。
キャンピングワークがもたらすクリエイティブな働き方とは?ーOFFICE CAMPERSイベントレポート
オフィスにアウトドアを取り入れることで、生産性や集中力が高まるとのこと。WELL認証制度なるものがあり、オフィス空間のデザインは人の健康にも関わるらしいです。
WELL認証制度とは?
「WELL Building StandardTM」(WELL認証)とは、空間のデザイン・構築・運用に「人間の健康」という視点を加え、より良い住環境の創造を目指した評価システムです。
空気・水・栄養・光・フィットネス・快適性・心の7つが評価され、プラチナ、ゴールド、シルバーの3クラスで分けられます。
アメリカ発祥の制度なので、日本ではまだ一件しか取得されていませんが、人事採用や優良企業アピールにも効果が高いらしいので、経営者の方はOFFICE CAMPERSを取り入れてみてはいかがでしょうか。
まずはアーバングランピングを体験しよう
最後に、都会にいながらグランピングが楽しめる”アーバングランピングスポット”をご紹介します。
いきなり家をリノベしたりするのはなかなかのハードルの高さ。まずは気軽に行けるアーバングランピングで、都会で行うアウトドアの楽しさを味わってみてください。
神奈川県川崎市・ロックヒルズガーデン
神奈川県川崎市にある「人と人が繋がる場所を創りたい」という想いから生まれた「ロックヒルズガーデン」。7階と屋上をフルリノベーションし、グランピング施設にしています。
川崎駅から徒歩6分、品川からも10分で行ける好立地。ジャグジーやサンベッドもあり、撮影会や企業研修、女子会などに人気があります。
営業期間 | 【平日】11時〜22時、【休日・祝日】10時~21時、定休日なし |
住所 | 神奈川県川崎市幸区中幸町3-8-1 7F / R |
電話番号 | 044-589-4333(※電話受付時間 平日・土日祝日 11時〜19時) |
最寄駅 | JR川崎駅(専用駐車場なし) |
料金 | 場所のみの予約(3時間のスペース利用) 3,000円/人 バーベキューコース(3時間のスペース利用) |
公式HP | http://upbbq.com |
マップ |
東京都豊洲・WILDMAGIC
東京都江東区豊洲にある人気のBBQ場「WILD MAGIC(ワイルドマジック)」。いくつかのエリアに別れており、SEASIDEエリアは東京タワーやスカイツリーを見渡せる絶好のロケーション。
夜は都会の煌びやかさとテントを同時に撮ることができ、インスタ映えすることでも話題のスポット。
営業期間 | 【平日】11時〜15時/18時〜22時、【休日・祝日】10時~14時/17時~21時(変更の場合あり) |
住所 | 東京都江東区豊洲6-1-23 |
電話番号 | 03-6204-2167 |
最寄駅 | ゆりかもめ新豊洲駅 |
料金 | スタンダードBBQプラン ¥5,000 / 1人(税別) プレミアムBBQプラン ハラールBBQプラン |
公式HP | https://wildmagic.jp/ |
マップ |
愛知県名古屋市・温ったかガーデンマイアミ(冬季限定)
名古屋市栄にある三越の屋上でグランピングを楽しめる「温ったかガーデンマイアミ(WINTER MAIAMI)」。11月~3月までの冬季限定。
内装が異なる7種類のテントが置いてあるグランピングエリアがあり、ホットカーペットや暖炉型ファンヒーターも置いてあって冬の寒い時期にグランピングを楽しめます。
営業期間 | 【平日】17時〜22時、【休日・祝日】10時~11時~22時(※グランピングエリアのみ平日もランチ営業11:00~15:00) |
住所 | 愛知県名古屋市中区栄3-5-1 三越10階屋上 |
電話番号 | 052-238-0051 |
最寄駅 | 地下鉄栄駅 |
料金 | 【通常料金】180分 コース料理 + 飲み放題 大人¥5,000 / 1人(税別) 子供¥2,000 / 1人(税別) 【平日ランチ】180分 コース料理 + 飲み放題 |
公式HP | http://www.mai-ami.jp/winter/ |
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