巷でも大人気のスノーピーク製シェラカップ。
キャンプや登山に興味がない人からすれば、「スノーピーク、シェラカップ」共に馴染みのない言葉かもしれませんが、アウトドアを嗜む人にとっては定番のキャンプアイテムです。
数あるスノーピーク製品の中でも価格的に手に入れやすく、なおかつ使い勝手も抜群。今回はそんなスノーピーク製シェラカップのレビューを含めた、魅力や特徴などをご紹介します。
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目次
シェラカップとは?
シエラカップ(英語: Sierra cup)は、金属製のカップの一種である。登山などアウトドアの場において、簡便な炊事具や食器として愛用されている。
Via Image https://ja.wikipedia.org/
主にチタンやステンレス、真鍮(しんちゅう)などで作られた小型のカップのことをシェラカップと呼び、コップの代用になるのはもちろん、調理器具として、食器や取り皿として、計量カップとして、などなど幅広い用途で使われています。
キャンプに行ったら、必ず一度は使う機会があるであろうマルチに使える万能アイテム。
スープやコーヒーを飲む時のマグカップ
フライパンや鍋などの調理器具
計量カップ(目盛りが付いていれば)
取り皿やおたま代わり
炊飯器(同サイズのシェラカップを蓋にする)
風防(小型バーナーをシェラカップの中に入れる)
考え方次第では、他にもまだまだ使い道がありそうな雰囲気。
実用性で言えば、ファミキャンよりもソロキャン向けのアイテム。ですが、お子さんの取り皿などには丁度いいサイズ感なので、どんなキャンプスタイルの方でも持っておいて損はありません。
こと料理に関しては『焼く・煮る・沸かす』全てをシェラカップ一つで賄うことができるので、これからキャンプを始めようか考えている人にまずは買ってもらいたいギアの一つです。
スノーピークのシェラカップ
シェラカップは各アウトドアメーカーが販売していますが、その中でも人気・売り上げ共に一歩リードしているのがスノーピーク。
一般的にスノーピークの製品は「壊れにくい、扱いやすい」というブランドイメージがあり、多くの人の所有欲を満たしてくれます。スノーピークのチタンマグカップも大人気。
僕個人としても国産(※)で安心できる点、長く愛用できるシェラカップとしてスノーピーク製を購入しました。
※スノーピークの本社は新潟県三条市
チタンとステンレス
スノーピークのシェラカップには、チタン製とステンレス製の2種類があります。
各々の特徴は、以下の通り。
チタン=価格が高いが軽量
ステンレス=安価だが重い
チタン | ステンレス | |
サイズ | φ120×45mm | φ122×45mm |
重量 | 37g | 100g |
容量 | 310ml | 310ml |
価格 | ¥1,700 (税別) | ¥950 (税別) |
チタンの方が価格相応のメリットがありますが、実際に持ってみた感触を言えば「あまりにも軽い」。
中身が入っていない状態でちょっと強めの風が吹けばすぐに飛んで行ってしまうほど。
「軽い=ちゃちい」という印象にも受け取れるので、人によってはあえて重量があるステンレス製を選ぶ人も多いです。
サイズ感やハンドルの形状、使用方法などに大きな差はありません。(チタン製のみ4,6,8oz(オンス)の目盛りあり)
チタン製シェラカップの特徴と魅力
チタン製の一番の特徴は「軽さ」にあります。
実際に持ってみると「こんなに軽くて大丈夫?」と思ってしまいますが、チタンは非常に頑丈な金属。軽量なのにも関わらず、アルミや鉄以上の強度があり、ステンレスよりも耐食性が高いです。
錆(サビ)に強くて特有の金属臭も少なめ。(ただし凹みなどの変形には弱いので注意が必要)
また、「ヒートグラデーション」と言われる焼き入れをすることで個性やファッション性も取り入れることができます。
熱伝導率が小さいので、温まりやすく冷めやすい。一般的なマグカップのように保温や保冷効果が高いわけではありません。
直火にかけてもハンドルや飲み口部分が熱くなりにくいといったメリットもありますが、冷めてしまった場合はもう一度温めなおす必要があります。
ステンレス製シェラカップの特徴と魅力
ステンレス製は「価格が安い」というのが一番の特徴になります。
約1,000円で購入することができるので、お試し感覚で手に入れることも可能。チタンで述べたデメリット(凹みなど変形への弱さ)もなく、持った時の感触はガッシリしています。
チタン同様サビにも強く、直火もOK。ですが、口元やハンドル部分まで熱くなるので、直接触る際は火傷に気を付けなければいけません。
ステンレス製はファミリーキャンプやオートキャンプをメインに活動する人たちに選ばれています。
スノーピークのシェラカップに使われているステンレス素材はSUS304。磁石の効果はありません。
また、スノーピークのシェラカップはスタッキング(積み重ねて収納)できるので、数多く持ちたいならより安価なステンレス製がおすすめ。
バーナーとの相性
今、手元にあるバーナーは、イワタニのジュニアコンパクトバーナーとエスビットのポケットストーブ。
この2つにスノーピークのシェラカップを乗せて安定性を見てみます。
まずはイワタニのバーナーから。
火元にかなり近く、なおかつ安定性もあまり良くありません。室内でお湯を沸かす分には問題なかったのですが、外の環境だと少し注意が必要。
バーナーパットや網の上に乗せるなどの対策をした方が良さそうです。
また、ちょっとしたグラつきでもカップが傾くので、小さいお子さんがいるキャンプでは気を付けなければいけません。
次にエスビットのポケットストーブ。
エスビットを全開ではなく、1段階折りたたんで使用すれば安定感が出ます。ですが、どちらも風には弱いので、風防などを置いてカバーしなければいけません。
エスビットはシェラカップとのサイズ感が合っており、雰囲気もマッチしております。
どちらも軽量なので、ちょっとした外出時でも気軽にコーヒーを淹れる事ができます。
チタンかステンレス。どちらを選ぶか
登山やソロキャンなど、軽量化を重視する人はチタン。
コスパを重要視するならステンレス。
個人的には、焼き入れをした際のチタン特有の青色が好みだったのでチタン製を選択しました。
チタン製シェラカップの”焼き入れ”のやり方
焼き入れのやり方なんですが、基本は青くなるまで火で炙るだけなので簡単。
以下の動画を参考にしてみてください。
コンロやガスバーナー、アルコールストーブなど、人によって炙り方は違います。自分のやりやすい方法で挑戦してみてください。
色が変わっていく様が目に見えて分かるので、焼き入れ自体はそこまで難しいことではありません。
僕の経験上、焼き入れをする上で気を付けるポイントは2つ。
②カップ全体を炙らない
この2つに気を付ければ、大きく失敗することはないと思います。
①はシェラカップを炙る前にアルコール除菌ティッシュなどでしっかりと拭いておくこと。
②はカップ全体を炙らず、底面だけにしておく。
特に②については、僕は1回失敗しており、全体を炙ったことですごいマダラ模様になってしまいました。均等にきれいな青色を入れるのは、個人ではほぼ不可能ではないでしょうか。(ただし、上手い人はマジで上手…!)
不安な人は無理して焼き入れをする必要はありません。直火で使うのであれば、自然と青くなっていきます。
あとは”やけど”にも十分気を付けてくださいね。
持っている人も多いスノーピークのシェラカップですが、チタン製は焼き入れをすることでオリジナル感が出て、さらに愛着が持てますよ。
チタンかステンレスで悩んでいる人は、まずはチタンをおすすめします。
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