金色ボディ×青い炎はカッコ良すぎ。
アルコールを燃料にしてお湯を沸かしたり、炊飯ができる「アルコールバーナー(アルコールストーブ)」。
アルコールバーナー自体は100年以上の歴史を持ち、シンプルな構造で堅牢、そして軽いということもあって軍用にも使われていました。ロマンを感じるキャンプ・登山用品です。
今回は、エスビット製のアルコールバーナーを購入したので使い方や注意点、おすすめ燃料などについてご紹介します。
あとあと写真で紹介しますが、金色のボディから出る青い炎は何時間でも見ていられるってぐらい心惹かれます。
関連記事:アルコールストーブで自動炊飯。メスティンとエスビットアルコールバーナーでお米を炊く
こちらの記事もおすすめ
真鍮(ブラス)のキャンプ道具おすすめ8選。黄金色の輝きがキャンプサイトをオシャレに演出
また、台となる”エバニューのチタン五徳”も一緒に入手しました。アルコールバーナー単体では、お湯を沸かしたりすることができないので、五徳も一緒に購入しておくことをおすすめします。
Kindle Unlimited
200万冊以上の本が読み放題
▶︎あなたへの特別プラン【2か月間99円】
目次
エスビットのアルコールバーナーを購入した理由
「アルコールバーナー」と検索すると、様々な会社からいろいろな種類が販売されています。特に人気なのはエスビットとトランギアのアルコールバーナー。
関連記事:おすすめのアルコールストーブ5選。トランギア・エバニュー・・・どれを選ぶ?
僕もその2つで悩み、結果的にエスビットを選択しました。選んだ理由としては、
①トランギアより30gほど軽い
②トランギアより1,000円ほど安い
③火消しのフタに取っ手が付いている
Amazonでの評価は、レビュー・星の数ともにほぼ一緒。ですが、耐久性についてはトランギアの方に定評があるようです。
エスビットの方は価格が安く、重量も軽いというのがメリット。そして何より、消火フタに取っ手がついているので扱いが簡単。
消火フタの取っ手下に爪があり、これを外してズラすことで火力の調整ができるようになります。
エスビットとトランギアどっちがおすすめ?
もしどちらか決められない場合は、今持っているキャンプ道具に合わせてみてはいかがでしょうか。例えば、トランギアのメスティンを持っている方、購入を考えている方はトランギア製のアルコールバーナーと合わせる。
ソロのストーブ類を一つのメーカに揃えたいならエスビット製のポケットストーブとアルコールストーブという感じに。見た目に大きな差はなく、価格や重量で決めてもいいと思います。
エスビット・アルコールバーナーの詳細
メーカー名 | Esbit(エスビット) |
商品名 | アルコールバーナー(アルコールストーブ) |
サイズ | 高さ4.6×直径7.4cm |
重量 | (約)92g |
素材 | 真鍮 |
1936年創業、ドイツの老舗アウトドアメーカー「エスビット」。エスビットは社名ですが、”ポケットストーブ”そのものを指す言葉としても浸透しています。
ポケットストーブの方は固形燃料を使用し、100均でも手に入るためコスパ良好。今回紹介するアルコールバーナーの方も燃料用アルコール税込324円(500ml)がスギ薬局で売られているため、安く買うことができます。
エスビット・アルコールバーナーの重量
エスビット・アルコールバーナーの重量は約92g。身近なもので例えるとヤクルト1本分とだいたい同じ重さ。
そう例えると軽そうにも感じますが、最近のキャンプ道具や登山用品は「とにかく軽く!」というのがテーマになっており、アルコールバーナー業界も例外ではありません。
エスビットやトランギアといった古くからある企業は、素材も構造も変わらず統一して作ってきています。そのため、近年登場しているガレージブランドの、チタンやアルミで作られたアルコールバーナーの方が重量は軽いです。
もし軽さでアルコールバーナーを選ぶのであれば、エバニューのチタンアルコールストーブがおすすめ。
アルコールバーナーの使い方
使い方は非常にシンプルで、燃料を入れて火を点けるだけ。
エスビットのアルコールバーナーは穴に特徴があり、大きさが違う2種類の穴が交互に配置されています。
この穴は”ジェット孔”と呼び、大きさや数によって火力の強さ・燃焼時間が変わってきます。
エスビット・アルコールバーナーの内容量は約100ml。
例えばポケットストーブでご飯一合炊く目安は、固形燃料1個が燃え尽きるまでというのがあります。
それと同様に、アルコールバーナーでご飯一合が炊ける目安は、30mlのアルコールが燃え尽きた時。
その日の環境(寒かったり、雨で湿度が高いなど)や、どこのメーカーを使うかでまた変わってきますが、一つの目安として覚えておきましょう。
エバニューの五徳と合わせる
エバニューの五徳と合わせて使用してみましたが、ぴったりハマって安定感もあります。
今回は上にミニシェラカップを置いてお湯を沸かしましたが、特に問題なく使用できました。
軽くて安いし、チタンなので使い込めば綺麗な青色に変わります。
ただし、エバニューの五徳だと火力調整や消火は一切できなくなるのでその点はご注意を。
トランギア・ケトルの0.6ℓなら安定してお湯を沸かせました。
ガスバーナーなどに比べると、火力面ではやっぱり落ちます。実際に測ってはいませんが、お湯を沸かすのに少し時間がかかったように感じました。
燃料を持ち運ぶ時はフューエルタンク
先ほど紹介した”薬局でも買えるアルコール燃料”ですが、そのまま持ち運ぶのは危険だし、量も多くて大変。また、注ぎにくく、こぼれる可能性もあります。
そんな時に便利なのが「フューエルタンク」です。
関連記事:フューエルボトルのおすすめ5選。アルコール(液体)燃料の持ち運びに便利な入れ物
アウトドアマンに人気があるのはトランギアの「マルチフューエルボトル」。
3種類のサイズがあり、
0.3L:重さ約95g
0.5L:重さ約115g
1.0L:重さ約160g
用途によって選べるのはありがたいポイント。ソロキャンの人もファミキャンの人も、ちょうどいいサイズを選べます。
▼人気のフューエルタンク
トランギア・フューエルボトル
安全性も高く、使い勝手が良いので誰にでもおすすめできます。ですが、フューエルタンクの価格としては少々お高め・・・。
もうちょっと価格を抑えたい人は、僕も使っているVARGOの「アルコール・フューエルボトル」はいかがでしょうか。
アルコールを補充する時はキャップ全体を外し、使用する時はキャップについたノズルを上げることで、こぼれることなく注ぐことができます。
容量は8oz(オンス)。だいたい235mlぐらい。価格も送料込みで1,000円もしないため、お買い得です。
値段が安いので、トランギアのフューエルボトルと比べると少々物足りなさは感じます。ですが、買ったまんまの状態で持ち運んだり、100均のボトルよりは使い勝手・安全性に優れているので便利。
▼おすすめののフューエルタンク
VARGO・アルコール・フューエルボトル
アルコールバーナーを使う時の注意点
アルコールバーナーの注意点…というかあらかじめ理解しておいた方がいい事は以下の3つ。
①昼間だと火が見えにくい
②火力調整が難しい
③テントの中では使わない
以下で、この3つを詳しく解説します。
①昼間だと火が見えにくい
①アルコールバーナーの炎は通常青色で、多くの人はそこに魅了されると思います。ですが、昼間は周りが明るく、火が点いているのか分からない時が…。ガスバーナーの場合は、音でも判断できますが、アルコールバーナーは確認が難しいです。
②火力調整が難しい
②火力はフタをかぶせるか、五徳の高さで調整します。
ガスバーナーはつまみを回すだけなので、比べてしまうと面倒さが際立ちます。スノーピークのシェラカップで焼肉をしてみましたが、一気に焼けるので、じっくり焼いていきたい人は、五徳の高さを変える必要があります。
エバニューの五徳だと、フタでの火力調整は一切できなくなります。また、アルコールバーナーは風に対して弱いので、屋外で使用するなら風貌も必須。
③テントの中では使わない
③アルコールバーナーは燃料が密閉されている訳ではないので、万が一、こぼれてしまったら火が一面に広がってしまいます。その際、慌てて水をかけてしまうと、より燃え広がってしまう可能性もあるので注意してください。もしもの時は濡れタオル等を覆い被せましょう。
もし軽さやロマンを求めないのであれば、普通にガスバーナーを使った方が効率が良いのは確か…。
アルコールバーナーは多少の面倒くささがありますが、使えば使うほど愛着が持てるので、1個は持っておきたいですね!
まとめ
先ほども述べましたが、アルコールバーナーにはロマンがあり、多くの人がそこに魅了されて所持しています。
ただ楽に効率よくやりたいならガスバーナーでOK。道中を満喫する、不便を楽しむという感覚が好きな人はアルコールバーナーにハマるのではないでしょうか。
なんだかんだ「壊れにくい、軽い、燃料が安い」といったメリットもあるので、使い分ける感じで持っておくと良いと思います。ぜひ一個お気に入りを見つけてみてくださいね!
Kindle Unlimited
200万冊以上の本が読み放題
▶︎あなたへの特別プラン【2か月間99円】