日本の魅力の一つに挙げられる”四季”。
大多数の人が「キャンプといえば夏!」とイメージしますが、春夏秋冬どの季節にもその時期でしか体感できない良さを持っており、各々で特徴が異なります。
キャンプ道具を一通り揃え終えている方は、ぜひ夏以外の時期にもキャンプに挑戦してみてください。
今回の記事では、「キャンプにおすすめの時期と春夏秋冬それぞれのメリットとデメリット」をご紹介しています。デメリットをあらかじめ理解し、克服できれば、オフシーズンのキャンプでも快適になること間違いなし。
時期を気にせず、1年中いつでも行えるようになれば、キャンプの良さをさらに知ることができます。特にキャンプを始めたばかりの方は参考にしてください。
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目次
キャンプをする時期はいつがおすすめ?
一般的に言われているキャンプのおすすめ時期は春と秋。
暑すぎず寒すぎず、気候が安定しているので、荷物も比較的少なくてすみます。昼と夜とでの気温(特に山の中にあるキャンプ場など)は全く違うので、その点は注意しなければいけないポイント。
逆にハイシーズンとなる夏は、虫や気温の高さなどデメリットこそ多いものの、みんながキャンプを楽しめる季節。しかし、どこのキャンプ場も混雑するため、自然の中でゆっくり過ごしたかった人にとっては、あまり良い思い出は作れないかもしれません・・・。
冬キャンプは人によっては最高の時期と言えます。寒さ対策は必須になりますが、人が少なく、貸切状態のキャンプ場も。最近は、ゆるキャン△やYoutuberの影響もあってか、冬キャンプの人口は年々増えてきています。
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春キャンプ(3月〜5月)
春キャンプ一番の魅力といえば、色とりどりの花や綺麗に咲き誇った桜を楽しめる点。気温も穏やかで日中は過ごしやすく、デイキャンプにはもってこいの季節です。
春キャンプのメリット
4月は上旬と下旬で差はありますが、平均気温は14.4℃。最高気温19.9℃、最低気温9.6℃となっています。(参照:名古屋地方気象台)
陽が落ちてからの冷え込み対策は必要になりますが、全体を通して過ごしやすい日が続きます。冬キャンのような薪ストーブや石油ストーブを用意するほどでもないので、荷物を最小限に抑えることが可能。
もし夜の寒さが不安な場合は、カセットガスストーブのような持ち運びが簡単な暖房器具を一つ用意しておきましょう。
イワタニ・カセットガスストーブ”マイ暖”
また、フキノトウやたらの芽といった山菜の他、タケノコ、キャベツ、アスパラガスなど、春に旬を迎える野菜をたくさん楽しめるのも春キャンプの特徴です。
春キャンプのデメリット
冬に比べ、4月に入ると降水量が増えるので、キャンプの予定を組む時はあらかじめ天気予報も確認しておく必要があります。
4月後半〜5月にかけては気温がグッと上昇し、日中はTシャツ一枚で過ごすことも可能になります。ですが、ゴールデンウィークに入るので、人気のキャンプ場は混雑するかもしれません。
また、冬には全くいなかった”虫”が徐々に活動を始めます。てんとう虫や蝶といった可愛い虫だけなら良いのですが、蜂や毛虫といった危ない虫も現れるので注意してください。
夏キャンプ(6月〜8月)
イメージとしては「キャンプ=夏」なのは間違いないんですが、実は難しいのがこの季節。
アウトドアを満喫でき、家族や仲間内でのキャンプは楽しいですよね。ですが、毎年事故や怪我が相次ぎ、小さいお子さんがいるご家庭は特に気を付けなければいけません。
夏キャンプのメリット
夏はとにかくアクティビティが盛んです。川遊びを中心に、夏ならではの遊びを体験できます。最近は、サーフボードの上に立ち、パドルで漕ぎながら水上を移動するSUP(サップ)というアクティビティがキャンパーに人気。
SUP(サップ)
夏の平均気温は28.4℃(参照:気象庁ホームページ)。場所によっては35℃を超える猛暑日もありますが、その分、軽装でもOKなのが夏の良いところ。
年1回程度のキャンプであれば、暑さを忘れて楽しむことができます。
夏キャンプのデメリット
一方で、デメリットがたくさんあるのも夏キャンプ・・・。
上記で”暑さを忘れて”と述べましたが、それは感覚的な言い方であって、日本の夏の暑さは正直死ねるレベルです。現に2019年8月19日〜8月25日に熱中症で救急搬送された人数は3,000人以上。(参照:熱中症情報 – 総務省消防庁)
キャンプは屋外にいることが多いので、暑さ対策をしないとすぐに熱中症で病院送りになってしまいます。
関連記事:夏キャンプの暑さ対策に役立つグッズ9選。保冷タオルやUSB扇風機、ポータブルクーラー
また、水難事故が多いのも夏ならでは。
海には波があることを、川は海と違って浮力が少なく人は沈みやすい、ということを覚えておきましょう。他にも台風や雨などの水害も多いです。
そして、みなさん大嫌いな”虫”も夏には多く出没します。特に蚊の対策は必須レベル。
関連記事:夏キャンプは蚊対策が必須。刺される前、刺された後に役立つグッズ10選
あとは、キャンプ人口が増えるので相対的に多くなるのはしょうがないことですが、マナーを守らない方も。
例えば、キャンプ場にゴミを放置していく人、夜遅くまで音楽をかけて盛り上がる人などなど。玄倉川水難事故(DQNの川流れ)のような事を起こす人も夏には現れますからね・・・あれレベルはごく少数ですが。
夏は夏で、ある程度の覚悟と知識が必要です。
秋キャンプ(9月〜11月)
”キャンプのベストシーズン”と言われる秋。夏のうだるような暑さとベタベタした湿気がなくなったのを見計らって、キャンプへ出かけるという人も多いのではないでしょうか。
秋キャンプのメリット
秋キャンプはとにかく気候が安定しており、外でも過ごしやすいのが特徴。紅葉を楽しめるのも秋です。
何より、”蚊”がほとんど出なくなるのは、それだけで秋キャンプをやる理由になります。虫はちょいちょい見ますが、一番うざったい蚊がいないだけで快適なアウトドアライフを送ることが可能。
また、秋から冬にかけて降水量も減るので、休みに合わせてキャンプの予定が立てやすくなります。
さらに「秋の味覚」と言われる芋や栗、かぼちゃ、さんまにきのこなど、焚き火やBBQに合う素材が多くあるので、料理好きにはたまらない季節です。
秋キャンプのデメリット
春(ゴールデンウィーク)、夏(お盆)、冬(年末年始)は毎年、長期休暇がありますが、秋の大型の連休はその年によってまちまち。
一応シルバーウィークはありますが、これは敬老の日と秋分の日が2日違いになったときにのみ発生する特殊なもの。そのため、家族みんなで予定を合わせるのは難しいかもしれません。
10月、11月は最高気温22.8℃、最低気温8.1℃(参照:名古屋地方気象台)となっており、秋のどのタイミングでキャンプへ行くかによっても装備が大きく変わってきます。
朝晩の冷え込みはかなりキツく、昼間暑いからといって薄着で行ってしまうと風邪をひく可能性もあるので注意してください。
関連記事:昼夜の気温差が激しい季節に役立つ!秋キャンプにおすすめの寒さ対策グッズ8選
冬キャンプ(12月〜2月)
「冬にキャンプ」と聞いて驚かれる方もいるかもしれませんが、通のキャンパーにとって一番嬉しい(楽しい)のがこの季節。
非日常的な風景が続き、雪が降ってる時なんかは一気にファンタジー感が出て面白いです。
冬キャンプのメリット
冬は寒さ対策が面倒にも感じますが、薪ストーブや石油ストーブはキャンプをやる人からすれば、ロマンを感じられるギアではないでしょうか。
トヨトミ・対流形石油ストーブ
冬の薪は乾燥していて水分も少ないので、煙やはぜる心配が少なく、焚き火を快適に行えます。日が沈むのも早いので、夜の楽しい時間が長く続くのも冬の醍醐味。
空気が澄んでいるので、冬は一年を通して夜景や星空が一番綺麗に見られます。
また、人も虫も少ないのは大きなメリット。どこのキャンプ場も広々としており、そこに魅力を感じるキャンパーは多いです。
冬キャンプのデメリット
冬キャンプで一番気を付けなければいけないのが”一酸化炭素中毒”。
薪ストーブや石油ストーブ、ガスストーブをテント内で使うと酸素が欠乏し、一酸化炭素が発生。無味無臭で気付きにくく、就寝時も付けっぱなしにしておくとそのまま亡くなるケースも。
頭痛や吐き気などの初期症状はありますが、気付かない場合もあるので、「一酸化炭素警報器」は必ず用意しましょう。
一酸化炭素警報器
そして、いざ冬キャンプを始めようと思って冬用テント、冬用寝袋、寒さ対策ギアなど揃えていくと本当にお金がいくらあっても足りません。
中途半端なものを揃えても寒さで震えるだけなので、「お金がかかる」という部分で冬キャンはハードルが高くなっています。
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また、必然的に荷物も多くなります。車種によっては人数分の装備が乗りきらない場合もあるので、計画はしっかりと立てましょう。
まとめ
今回の記事では、春夏秋冬それぞれの季節のメリット・デメリットについて述べましたが、まだまだ伝えきれていない部分もあります。
ですが、文字で全てを伝えることは難しいので、百聞は一見にしかず、ぜひあなた自身でそれぞれの季節の良いところ悪いところを探してみてください。
新しい発見をすることで、よりキャンプの楽しさに気付くはずです。
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